CAD/CAM冠(キャドキャム冠)は、ほかのかぶせ物と何が違うの?

保険を適用できる歯に制限はありますが、CAD/CAM冠(キャドキャム冠)は、品質、見た目の自然さ・美しさを加味すると、非常に安価といえます。患者様にとってメリットの多いかぶせ物のひとつとして、当歯科医院ではCAD/CAM冠(キャドキャム冠)をおすすめしています。

以前に治療して銀歯が気なっている方も、ぜひご相談ください。

銀歯 CAD/CAM冠 セラミック
見た目・審美性 悪い☓ 良い○ とても良い◎
耐久性・強さ
金属アレルギー
保険適用 条件あり○
負担額 少ない◎ 銀歯より多少高い○ ¥55,000~

保険適用の白い被せ物CAD/CAM冠(キャドキャム冠) 適用条件

以下の歯については、CAD/CAM冠(キャドキャム冠)での治療が保険適用となります。

CAD/CAM冠(キャドキャム冠)

保険診療できる白い歯CAD/CAM冠(キャドキャム冠)
前歯(中切歯、側切歯、犬歯)
小臼歯(4番目、5番目の歯)無条件で適用
大臼歯(6番目、7番目の歯)※

※金属アレルギーの患者さまの上下6・7番(金属アレルギーを証明する医師の診断が必要となります)
※金属アレルギーを有してない場合でも、上下両側7番が全て残存し過度な咬合圧がかからない場合において上下顎6番

CAD/CAM冠と保険適用外セラミックとの違い

CAD/CAM冠 保険適用外セラミック
ハイブリッドレジン。レジンと呼ばれる歯科用プラスチックにセラミック(陶材)の粉末を混ぜた素材 プラスチックを一切含まないセラミック(陶材)
色は白いものの、色調が単調で、透明感がない 天然の歯と同様の色調、高い審美性
長年使用していると経時的に光沢が失われ、変色する 汚れが付きにくく、綺麗な白さを長く維持できる
セラミックと比較して軟らかいために表面に傷がつきやすい。細菌で不衛生になる場合がある。 傷が付きにくいため、比較的衛生さを保つことができる。

堺市西区鳳南町「ひろせ歯科医院」
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保険適用のCAD/CAM冠のメリット・デメリット

なんといっても、保険適用の治療で銀歯しか選択肢がなかった歯を白くできるというのが大きなメリットでしょう。笑ったときに見えてしまう奥歯のかぶせ物を少しでも減らせるのは笑顔の美しさ、そして自信へもつながります。

また、金属アレルギーを起こしたり、金属によって歯肉が黒ずんで見えたりする心配がないというのもCAD/CAM冠(キャドキャム冠)のメリットです。

CAD/CAM冠(キャドキャム冠)のメリット

1、歯に似た白色なので、銀歯に比べて見た目がよい。

2、金属ではないので、金属アレルギーがおこらない。

3、料金は保険適用外セラミックに比べ、保険適用なので安価でできる

4、天然の歯の硬さに近いため、かみに合う歯にダメージを与えにくい。

CAD/CAM冠(キャドキャム冠)のデメリット

1、CAD/CAM冠(キャドキャム冠)で使われているプラスチックは硬めのタイプではありますが、使っているうちに磨耗が生じます。ですから、歯ぎしりや食いしばりが強い方には向きません。

2、CAD/CAM冠(キャドキャム冠)は銀歯のかぶせ物に比べてはずれやすい面もあります。

3、審美的にもセラミックほど色のバリエーションがなく、最初は艶があってもだんだんと表面が劣化し、艶がなくなっていきます。

CAD/CAM冠(キャドキャム冠)はどの歯にもできる?

2020年9月1日の改定でほぼ全ての歯に保険適用内でCAD/CAM冠(キャドキャム冠)を入れることができます。上下の第一小臼歯・第二小臼歯・第一大臼歯(真ん中の歯から4番目、5番目、6番目の歯)と上顎・下顎それぞれの前歯(中切歯、側切歯、犬歯)に対して適用となります。

適応範囲 前歯 小臼歯 第一大臼歯(適応条件 上下左右の第二大臼歯が噛み合っていること) すべて単冠です。連冠、ブリッジは適応できません

使用材料について(外部HP)
katana_avencia_n.pdf へのリンク
kab2_universal.pdf へのリンク
k_avencia_p_block_catalog.pdf へのリンク

CAD/CAM冠(キャドキャム冠)とは

CAD/CAM(キャドキャム)とは、コンピューターでデザインし、コンピューターを利用して製作、Computer aided design/Computer aided manufactureの略です。