舌痛症とは慢性持続的な表在性,限局性に自発痛を舌に訴えるものです。舌痛症の発生の本態は不明です

舌痛症の発生要因

�@ビタミンB群欠乏症（特にB1、B12）

�A鉄欠乏性貧血

�B 糖尿病

�C 高血圧、動脈硬化

�D薬剤の副作用

�E感染症（カンジダ症等）

�F歯、義歯による摩擦

�G口腔乾燥症

舌痛症の臨床症状舌痛症は40〜60歳代の女性に多く見られる症状、その臨床症状は特徴的です�@舌に持続的、限局的性の自発痛があり、ピリピリ、ヒリヒリと訴えることが多いです。
�A舌痛の発生部位は舌の横、舌の先、しかも両側であることが多いです
�B舌の痛みは食事の時、会話の時は軽減、消失します。
�C舌には、訴えに見あう、他覚的所がみあたりません。
�D特発的舌痛症では臨床検査でも異常を認めません

舌痛症の治療方針

�@ 発生原因が明確なものは原因除去に努める。

�A  口の中の衛生状態の改善に努める。歯垢（プラーク）、歯石、舌苔の除去

�B  歯によって舌が傷つけられている（微小外傷）ことがあれば、歯を丸くするか、保護シートで被い。徹底した研磨を行う。

�C  特発性舌痛症の本態が不明である現在、原因療法は存在しません。早急な症状改善をあせらないことが重要です。